カラシニコフ

[*本]

カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)

カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)

気長に読むつもりが、平易な内容で半日で読めました。
銃器系書籍など既存の資料では明かされなかったカラシニコフ老の幼年期がはじめて語られた事と、歴代政権に対する思いが語られている事が新鮮。

気心の知れた技術者が近年になって街中にたむろする少年に殺された事、住まうマンションに防犯用の重い鉄扉が取り付けられた事など、自由化以降の身近に感じる秩序の崩壊への怒りなど、戦中・戦後・現代を生きる老人の重い言葉は非常に為になります。